内向的な人あるあるだと思うんですが、 知らない人が大勢集まるような場所 、死ぬほど苦手ですよね?
「社交性を身につけないと」と勇気を出して参加してみても「やっぱり疲れた…行かなきゃよかった…」なんて思った時も多いでしょう。
自己成長か他者の期待か
内向的なので集まりには基本参加しない
VS
大人なんだから社交性のひとつも身につけるべき
どちらを選択しますか?
この選択の基準は自分です。
内向的な人間がこの外向的な世界で、学校や会社というランダムな人間が集合する場所に毎日通ってるだけで苦行です。
その上自分の時間を楽しめる貴重なアフター5を、仲良くもない人との社交に費やすなんてもはや拷問です。
内向的な人間は社交の場を避けた方が遥かに幸せだと自分でもわかっています。
でもここで社会通念が邪魔をします。
「社会というコミュニティに属しながら社交のひとつも出来ないのか」と。
確かに社交性は社会で生きていく為に必要なスキルですよね。
社交の場に誘われたら行くべきか行かないべきか。
「社交の場に行くべき」「社交性を身につけるべき」という観念が自分から生まれたものではなく、他者の言葉や期待であるなら断ってもいいでしょう。
社交スキルを身につける自己成長の場と捉えられるなら参加してみましょう。
きっとその時のライフステージによってどっちを選ぶかは変わります。
大事なのは自分の心を選択基準にすること。
自分の選択に責任を持つこと。
きっと参加しても落ち込むことの方が多いかもしれないけど、少なくとも挑戦しています。
落ち込んだ時の浮上の仕方
では、落ち込んだらどうすれば良いか。
なるべく早く落ち込んだ気分からは抜け出したいですよね?
どうやって?
💡 思考する
落ち込んだ”気分”と書きましたが、気分は感情です。
感情は一時的なものです。感情は揺れ動きます。
まずは落ち込んだ感情を受け入れて、それが一時的なものであることを認識し、前頭葉に刺激を送りましょう。
前頭葉は思考や意思を司り、人間が人間らしく生きるための高次な機能が詰まっています。
一時的な感情に支配されないように、思考しましょう。
なぜ落ち込んだのか。社交の場の何が苦手なのか。
頭の中はあなただけのものです。
他人からの批評を恐れずに自分の気持ちに正直に思考してみましょう。
💡 日常のルーティーンができていることを意識する
いくら気分が落ち込んでも、歯を磨いたり着替えたり、ご飯を食べたり、生命を維持するための基本的なルーティンはできてるはずです。
例え仕事が手につかなくても、勉強に集中できなくても、スマホをただ眺めて1日が終わってしまっても、「今は落ち込んでるからしょうがない」と割り切って、出来なかったことより出来たことに意識を向けましょう。
落ち込んでたけど、ご飯は食べれた。えらい!
顔を洗ったし歯を磨いた。えらい!
仕事や学校に行った。すごくえらい!
そう、あのペンギンを心に飼うのです。
💡 好きなことをしよう
まずは自分の好きなことが何なのかを知る必要があります。
その為には自己分析をしなければいけませんが、これは元気な時にやっておきましょう。
既に自己分析をしていると仮定して、
- 自分は何をしている時が楽しいか
- 何をしている時に幸せを感じるか
- 何が気分をHAPPYにさせてくれるか
分析した結果をもう一度眺めてみて、幸せだと感じることをしましょう。
ゆっくりコーヒーを入れたり、観たいと思っていた映画を一本観たり、絵を描いたり、ゆっくりお昼寝してみたり、チョコレートを食べたり。
何も南の島に行かなくても、幸せは日常にたくさん転がってます。
普段見逃しがちな幸せに、こんな時こそじっくり目を向けてマインドフルに実行してみましょう。
💡 外に出る
太陽の光や、風の匂い、鳥の鳴き声、雨の日の湿った空気、花の匂い。
これらの外部刺激で強制的に気分転換を図ってみましょう。
普段は気にも留めなかったような外部からの刺激が、落ち込んだ時はじんわりと暖かな刺激となって気分を変えてくれます。
感情には波がある
落ち込んだ時は泣きたくなるし、人生や自分に嫌悪します。
じゃあ、ずっと安定的な感情だったら?退屈ですね。登りも落ちもしないジェットコースターです。
じゃあ、ずっと幸せだったら?幸せじゃないという比較対象が無ければ幸せを幸せと認識することはありません。
アイザックニュートンの言葉にこんなのがあります。
To every action there is always opposed an equal reaction.
アイザック・ニュートン
どんな作用にも、それと同様の反作用がある。
分かりやすく言えば陰陽とか人生山あり谷ありとか。
幸せを幸せだとしっかり感じとるためにも、落ち込んだ時はしっかり落ち込みましょう!
おすすめの本です。
私の場合、落ち込んだ時は暖かなコーヒーとチョコレートと哲学が一番!!
なぜなら思考は感情をコントロールするから。
この本は哲学初心者でもすらすら読めるくらい分かりやすく書かれていて、思考の助けになってくれます。
みんなも落ち込んだ時は冷静に、内省してみましょう。