以前、ストックイラスト11か月目の収益を公開しましたが、めでたく(?)1年間続けることができたので、この1年間の成果とトータルの収益をシェアしたいと思います。
期間と総登録数
期間:2019年3月~2020年2月
総登録数(2020年2月時点):
総登録数 | |
AC | 289 |
PIXTA | 410 |
S社 | 416 |
Adobe Stock | 413 |
gettyimages | 50くらい |
1年間続けたといっても夏の間は他方面が忙しくほとんどやってませんでした。
またgettyimagesは11月から始めたので極端に少ないです。
総登録数から計算すると有料ストックの月平均投稿数は34個。
さて、では月に34個ほど登録して年トータル400強の登録数でどれだけ売れたか見てみましょう。
1年間のトータル収益
以下の通りです。
総DL数 | 総報酬 | ||
AC | 14781+ | ¥61,120 + | |
PIXTA | 216 | ¥10,413.7 | |
S社 | 130 | $47.24 | |
Adobe Stock | 108 | ¥21,025 | |
gettyimages | 31 | $18.68 | |
合計(円換算) | ¥99,678.06 |
1年間のトータル収益 99,678円!!
ACは海外DLを含めていないので、海外DL分と微々たるフォトACの報酬を足せば10万円は超えました。
月1万、年12万には届かず!!
でもまずは、1年間続けられたこと、10万円というひとつの区切りは超えられたということで良しとしよう。
月毎の収益推移と考察
サイト別に月毎の収益の推移をグラフにしてみました。

イラストAC
7月をピークに下がり気味。
7~8月は4,980円で広告を出していたのでそのおかげでしょう。
でもまだ投稿数が200件にも満たない時点で広告を出したというのもあってか4,980円分の費用対効果があった気はしない。
イラストACイラストレーターが広告費を出して、自分のイラストの露出を上げています。
有料サイトに集中するべく、イラストACには秋以降ほとんど投稿しなくなったので収益は下がりがちですね。
Adobe Stock
イラストレーターとしては一番やる気が上がるサイトです。
始めの頃はまっっっったくと言っていいほどダウンロードされなかったんですが、私の場合5か月目の7月以降から徐々にダウンロード数が増えてきました。
こんなかんじ。

Adobeはイラストの単価が高く、1ダウンロード148円でよく出ます。
500円とか1,000円とかもたまに出ます。
今までの最高単価は3,960円でした!
忘れた頃にポンっと高単価で売れるのが嬉しい。
Adobeの1年目のトータル収益は21,025円でしたが、2年目は3か月目にはその額に届きそうです。
その他有料サイト
こちらも半年目以降は、徐々に伸びてきてはいるのですが伸び率はいまいち。
正直、こんだけ登録してこれしか売れないのか…といった印象。
1,000個くらい登録して、もっとユーザー目線で描かないと売れないようです。
総評
ストックイラストという副業は9割が続かない…と言われますが、この成果を見ればそりゃそうだろうな、と思います。
たくさん描いて投稿してもサイトによっては1年で1万にもならない。
時給うまい棒かよって話ですよね。
ストック業界が搾取産業とも言われる所以。
一方で月に10万も20万も稼いでいるストックイラストレーターはたくさんいますが、彼らはアーリーアダプターであるのと、その分の蓄積があるのと、やはり戦略的によく市場を分析して描いてるからだと思います。
副業でも不労所得でもなく、立派なお仕事としてやってる方々なんだよなあ。
ストックイラストで稼いでいきたいなら、片手間で描くとか自分の好きな絵を描くというよりも、市場が求める商業的なイラストを常に描きつづけなければならない。
もちろん商業需要が無くてもアート性の高いイラストを投稿するのは自由だし、その方が楽しめるけど、それで望む報酬が得られるかと言ったら難しいでしょうね。

それでもこんな風に、まずは続けることと質より量重視でも月の平均収益はジグザグ右肩上がりです。
最初は月の収益が2,000円にしかならなかったのが、5,000円前後になって10,000円前後になって、今は15,000円前後をうろうろしています。
こうやって成果が目に見えると嬉しい!!
たくさんは稼げなくても、私は絵を描くのが楽しいし、自分の描いた絵が10円ででも売れるっていうのが嬉しい!!
と言いたいところだけど、それじゃ食べていけないし、将来的にはストックイラストで月に10万20万稼げたらいいなと思うので、2年目は1年目よりもうちょっと頑張って、3年目はさらにもうちょっと頑張って、そうやって少しずつハードルを上げながらコツコツマイペースに続けていきたいと思います。