
絵が上手くなりたいよー
はい、私もそう思っていろんなイラスト教本を読んできました。
その中でもおすすめの本5選をご紹介します。
初めてのイラスト教室

まずこの表紙の絵を見てください。
線じゃなく陰影とタッチでこんなリアルで美しい絵が描けるのか……。
この世の物体という物体は境界線があるわけではなく、奥行き(立体)とそれによって生まれる明暗や、質感の違いで境界を認識できているんだと改めて意識させてくれる本です。
物が見える仕組み、それを絵で表現する方法を理論的、学術的、合理的に述べていて、観察眼を強化するのに良いです。
絵を描くのに一番大事なのは、鋭い観察眼!!
アカデミック故にちょっととっつきにくい印象はあるんですが、根底に抱いておきたいとっっても大事な内容が詰まっています。
知識を才能と混同することがあまりにも多いのですが、体系的な知識を欠いたまま成功することはまずあり得ません。才能というものは、それを生かす手立てを身につけて初めて明らかになるというのが、本当のところでしょう。その手立てとは、人間の視覚に作用する自然の法則をある程度正確に分析し、理解することです。
本書より
そう、絵を描くにはまず知識が必要です。
そんな知識を教えてくれる良本です。
図解・いきなり絵がうまくなる本

と言いつつも、上述の本は理論強めなのでやっぱりちょっととっつきにくい部分がありまして、その辺をもう少し易しく分かりやすく手っ取り早く教えてくれるのがこちら。
私は女の子や猫や植物を描くのは好きなのですが、風景などの直線的な絵を描くのが苦手で……。
でもこの本を見ながら直線的な絵を描いてみたらなんだかすんなり描けて、タイトル通りいきなり絵がうまくなった感がありました。

どうですか?
タッチの違いはあるけど、AFTERはパースをちゃんと意識して描けてるよね。
お絵描き練習帳みたいに、練習問題を解きながら読み進めていける構成なので読んでて楽しかったです。
アニメ私塾流 最速でなんでも描けるようになるキャラ作画の技術

アニメ私塾流 最速でなんでも描けるようになるキャラ作画の技術 / 室井 康雄
「絵が上手くなりたい」と一口に言っても、特にやっぱり人物を上手く描けるようになりたい人が多いと思います。
人物は動く物体です。躍動感に溢れています。
そんな人物らしい躍動感の表現方法を教えてくれる本です。
人体って実はこうなってるんだよ、こんな特徴があるんだよ、というのを分かりやすく教えてくれます。
著者のYoutube動画も非常に分かりやすくイラストの描き方を教えてくれておすすめ。
スカルプターのための美術解剖学

スカルプターのための美術解剖学 / アルディス・ザリンス, サンディス・コンドラッツ
一冊は持っておきたい美術解剖学書はこれがおすすめ。
スカルプターではなくとも、3Dのものを捉えるわけなので、こういう彫刻家やCGデザイナー向けの解剖学書の方が分かりやすいです。
どう描くかわかんなくてなんとなく曖昧にやりすごしていた部位が細かく説明されてて良きです。
写真多用、且つ図解が多いので非常に分かりやすい。
いろんなアート本

最後は、目とセンスを養うという点で、様々なアート本を眺めてみることをお勧めします。
古本屋に行って掘り出しもののアート本を探すのも楽しいし、Kindle Unlimited で”美術”と検索すると、いろんなタイプの面白そうな読み放題アート本がたくさんでてきます。
様々なアートやアートな考え方に触れて目と知識を肥やしましょう。