アロマストーン作り 大失敗例

アロマクラフトが大好きでよくキャンドルやアロマストーンを手作りするのですが、ふとアロマストーンとドライフラワーを組み合わせたら可愛いんじゃないかと思って作ってみたところ大失敗したので、その様子をご紹介します。

この失敗談が誰かのアロマストーン作りの参考になれば幸いです。

目次

アロマストーンは何からできてる?

アロマストーンとは、芳香浴を楽しむ為の雑貨の一種で、石膏 + 水 (+ 香料) を混ぜて型に入れて固めたもの。

こんな風に小物入れを兼ねたプレートデザインだったり

車のエアコン口に取り付けて車用芳香剤にしたり。

アロマストーン作成の工程自体は混ぜて固めるだけなので簡単です。

しかし、石膏の質、水との混合率、作成時の温度、などによって出来上がりは違ってくるので、ハマると意外と奥が深いです。

石膏 × ドライフラワー

先日ドライフラワーを大量生産していてふと思いつきました。

アロマの良い香り漂う白いアロマストーンと、季節のドライフラワーを組み合わせたら可愛いんじゃないか?

ということで早速作ってみたんです。

か、かわいいっっ!!

クロード・モネの絵画みたい!!

と、自画自賛して出来上がりに大大大満足してたんですが、そんな喜びも束の間。

翌日見て見ると、

あ、あれ、なんか汚い……。

なんか、ドライフラワーの色落ちがすごいことなってる。

試作の時は材料費節約のために安い石膏を使ったのでそのせいかもしれない、もしくは色を付けたら目立たないかも?と思い、お高い石膏でツートーンで作ってみましたが、

ご覧の通り、出来上がり直後でも色落ちしてますね。

特に青系色素の花の色落ちが激しい。

アロマストーンには水分が含まれているので、水溶性の花の色素が流れ落ちちゃうんでしょうね。

てかよく考えたらドライフラワーに水分は厳禁( ◠‿◠ )

というわけで、石膏×ドライフラワーは相性最悪なようです。

デザイン的にはとても可愛かったので残念です。

だからアロマストーンって真っ白で余計な装飾の無いシンプルなデザインのものが多いんですね。

「巷で見かけないもの」にはそれなりの理由があるということがわかりました。

そもそも石膏って何?

こういう風にものを作ってトライ&エラーを繰り返してると、

「なぜ上手くいかないのか、どうすれば綺麗に作れるか」

と考えるので、素材そのものの成分や特徴を詳しく知りたいと思うようになってきます。

アロマストーンの成分である石膏とは何なのか。

石膏といえばデッサン用の石膏像が思いつきますが

どんな特徴があるのかについては、私がいつも石膏を購入している吉野石膏さんのサイトで詳しく説明されています。

簡単に石膏の特徴をリストアップすると

  • 水と反応することで固まる
  • 耐水性は無い
  • 耐火性がある

植物好きとしては観葉植物のプランターにどうかな?と思いましたが、耐水性が無いのでアウト!!

石膏で作ったフィギュアを屋外に飾るのも雨水で溶けちゃうのでアウト!!

でも耐火性があるのでキャンドル容器に良さそう!!

グレードによる石膏の質の違い

石膏にも品質にグレードがあり、グレードによって白さや強度に違いがあります。

アロマストーン作成なら、白色度が高いこれがおすすめ。

吉野石膏 焼石膏 A級石膏 1kg

さらに繊細で複雑な模様のものを作る時や、白色度にプラスして強度も十分に欲しいならこれ。

吉野石膏 ハイストーンN 1Kg

上記2つに比べて白色度と強度は劣りますが、練習用やお遊び用ならこれで十分。

家庭化学 石こう ホワイト 2kg

石膏は天然成分で、水さえあれば簡単に工作可能だし、失敗作は庭の畑にでも置いておけば、成分である硫酸カルシウムが雨水で溶けだして土壌改良剤にもなるという優れもの。

私の失敗作も畑行きとなりました。

アロマストーン

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